2016年08月31日
相鉄・東急の直通運転再延期で2022年にずれこむ!
相模鉄道が新横浜に乗り入れ、東急線もいよいよ新横浜と直結するため、期待されている相鉄・東急の直通線の再延期がこの度発表され、開業時期は3年半以上遅れ、2022年後半になりそうとのことです。理由は、用地取得の遅れとのことですが、2020年には東京オリンピックが開催されることからサッカー会場「日産スタジアム」への影響も心配されます。なお、JRと相鉄直通線も2019年後半に延びているようです。


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直通運転は、ラグビーワールドカップ〜オリンピックと、大きなイベントには間に合いませんが、それよりも災害のない工事で、完成することを祈ります。
競技施設を乱立させるより、横浜市のようにハード整備が遅れて幹線道路が虫食いにしかできていない都市の道路や狭苦しい駅周辺の整備や鉄道整備をおこなうほうが災害環境対策や経済に大きな効果が発揮できて次世代に残せる社会資本になるのですが。
資材、ゼネコンがコスト高の今やるべきことなのかを見極めての投資なのでしょうかねえ。インフラが整備されるのは住民にとって嬉しいことですが。
また、東急・相鉄直通線が遅れた最大の要因は、横浜市が予算の増額に同意しなかった事が原因とも言われています。この延期は、3号線のあざみ野⇒新百合ヶ丘延伸開始時期にも響くことになるでしょう。
粗鋼価格や天然資源単価は中国経済後退や円高で90年代バブルや00年代好況期と比較して割安感があるでしょう。
そもそも五輪に関係なく鴨居駅周辺は渋滞圧に幾十年も悩まされてきています。山下長津田線開通は住民生活の安全確保の第一歩でしょう。住民の生活を守る都市計画道路整備の停滞が禍根を残していないでしょうか。
子供を安全に通園通学させられる駅前整備、高齢者が安全に通院し買い物ができる駅前整備には、都市計画道路山下長津田線をはやく着工させ、鴨居駅前を通過する車両を分離してくことが急がれると思います。
お年寄りや子供たちに安心安全を築けない状態で、今後災害対策としての空間確保や輸送路確保をどのようにすすめるのでしょう。
そういう観点から、十分な予算と事業の早い竣工を目指してほしいものです。五輪は歴史的節目だけに2020年は竣工年としてほしいものですね。
しかし、これから人口が減っていくことを考えると、工期が長く、建設費、維持費が莫大な鉄道より、道路を拡幅し、維持費が比較的安く、路線変更も容易なバスの定時運行を進めた方が将来的には良いと思います。災害にも強くなりますしね。
そういえば先日、越谷に住んでいる弟と浦和に住んでいる姉(私と妻の家族は埼玉への移住率が高いのです)のところに行った時にも、ひどい渋滞でした。
「神奈川県内の渋滞もひどいけど、埼玉もひどいもんだよ。首都圏なんてどこもこんなもんなんだな。」とは弟の弁です。横浜に限らず、どこもカネは無いようです。
LAやシンガポールなみの人口ですが、世界的に同規模の都市と比較すると、先進日本を期待してきた来日外国人は一様にその狭隘度に驚きと失望を隠せないと思います。
これから人口減るからという掛け声が、言い訳や隠れ蓑にならないよう、防災・経済都市横浜を目指してほしい。